北海道のとある内科クリニックの副院長です。前回に引き続き、SwitchBotロボット掃除機S1Plusのレビューです。前回は開封してから最低限の初期設定をして、清掃、マップ作成までを紹介しました。今回はいよいよ水拭きに挑戦です。また、前回触れなかった設定についても少し紹介します。
水拭きの準備
まずダストカップ+水タンクセットを本体から取り出し、ダストカップを外しましょう。次にモップ取付ブランケットを水タンクに取り付けます。ブランケットの2つの突起を水タンクの穴に差し込みます。ブランケットを装着しないと、アプリでも水拭きの設定ができません。
水タンクの黄緑色のフタを開けて吸水します。どこまでいれてよいのかわかりませんが、相場は線のあるところでしょうか、、、。次にモップを濡らして、絞ってからブランケットに取り付けます。マジックテープでくっつきます。準備ができたらダストカップを取り付け、本体に装着します。これで水拭きの準備ができました。
水拭きの設定
アプリのホーム画面(上のタブは家全体の清掃になっている)の左下から清掃モードを変更できます。清掃モード、清掃&水拭きモード、水拭きモードの3種類があります。水拭きモードはブランケットが装着されていないと選択できない仕様になっています。モード選択の上で水量を設定できます。水量低(約200m2の水拭き)、中(約140m2の水拭き)、高(約80m2の水拭き)の3種類があります。とりあえず中に設定してみました。右上ではクリーニング回数を設定できます。1回または2回の2種類があります。とりあえず1回にしました。右下からは侵入禁止エリアを設定できます。タップすると、バーチャルウォール(線を引いて進入禁止)、進入禁止エリア(枠内はすべての清掃モードをしない)、水拭き禁止エリア(水拭きモードをしない)を設定できます。下のファンのマークで吸引力(静音モード、標準モード、パワーモード、MAXモード)を設定。とりあえず標準に設定。
ちなみにホーム画面の左上の2Dをタップすると3Dマップに切り替えることができます。あまり意味はないですが、かっこいいです。
水拭きしてみた
準備ができたので清掃をタップして清掃を始めましょう。通常の清掃と同じように、部屋の外周からはじめ、その内側をコの字型に清掃&水拭きをしていきます。水量中でもフローリングが光る程度で、ベチャベチャにはなりません。数分で乾く程度の水量です。清掃&水拭きでも清掃と同じくらいの時間で終了します。終了後は水タンクの水を捨て、モップ取付ブランケットを外し、モップは洗っておきましょう。水タンクの水は逆さまにしても完全に取りきれませんが、そのままフタをして本体に装着しても大丈夫?ちょっと心配になります。水タンクを装着しないと充電できませんからね。フタをあけてしばらくおいておき、寝る前くらいに本体に装着して充電するのが良いかもしれません。
また、ブランケットを毎回取り外すのも少し面倒ですね。水タンクに差し込んだ突起を内側に押し込んでからはずす構造になっていますが、いつか壊しそうで怖いですね。
これで通常の清掃と清掃&水拭きができるようになりました。初級編は終了ですね。
部屋指定清掃とエリア指定清掃
アプリホーム画面の左上タブの部屋指定清掃を選択します。左上でスマートクリーニング(ロボット清掃計画を自動設定)と順番に清掃(選択した順に部屋を清掃)を選択できます。下画面は①リビング②キッチン③脱衣室④廊下⑤ピアノ部屋の順番に設定した状態です。左中で水量、左下で清掃モードを選択、右中で清掃回数、右下で進入禁止エリアを設定できます。
右上の清掃計画を開くと、各部屋ごとに吸引力、水拭きの水量、クリーニング回数を設定できます。下画面はリビング、キッチン、脱衣室は吸引力は標準モード、水量は中、クリーニング回数は2回に設定し、廊下とピアノ部屋は標準モード、水量は中、クリーニング回数は1回に設定した状態です。
この設定で清掃を開始すると、リビングから清掃&水拭きを始めます。まず外周を縁取ってから中をコの字型に清掃します。1回目が終わると、次はなんと1回目とクロスするように清掃してくれます。天才かっ!
ホーム画面右上タブのエリア指定清掃では指定したエリア(部屋の一部や部屋をまたがってなど)を清掃したり、進入禁止にしたりできます。下画像はリビングルームの緑色のエリアを掃除するという設定です。一部分を掃除したいときに使うとよさそうですが、あまり使う機会はないかもしれません。一部分を掃除したいなら、スティック掃除機でささっとすませた方が早そうです。
詳細から設定できること(左上から)
- マップを編集:保存したマップのエリアを統合したり分割したりして部屋の名前をつけることができます。
- マップを管理:保存したマップの一覧表示です。2階を清掃してマップを作成したら、ここから切り替えるのかな?
- スケジュール:時間、清掃モード、繰り返し、清掃位置、モード切替、クリーニング回数を設定します。
- 清掃レポート:クリーニングの履歴を見ることができます。履歴からは1m2あたり1分ちょっとという感じですね。
- マップを再構築:マップをつくりなおすときにつかうのかな?
- マップを回転:マップを回転します。タップすると90度ずつ回転します。アラートも出ずに回転しますので、ご注意を!
- ボイス:ロボット掃除機の声を選択できます。英語、ネコちゃん、日本語(女性)、日本語(男性)を選択できます。ネコちゃんにすると、かわいい声で語尾にニャンをつけてしゃべります。一度ためして、すぐに日本語(女性)にもどしました。
- リモコンモード:ラジコンのように自分で操作できます。まあ、使わなそう。
- ロボットをさがす:ロボットが家出したときに押してみましょう。
- 部品使用期限:フィルター、サイドブラシ、メインブラシ、ダストバッグ(説明のみ)、センサーのメンテナンス時期を表示してくれます。項目を選択するとさらに詳しい説明を見ることができます。
ここまで確認できれば、マニアックな使い方をしない限り大丈夫かな?と思います。
ちなみに、googleアシスタントで掃除を開始するときは「OK google ロボット掃除機を使って清掃して」で家全体清掃が開始されるようです。他のSwitchBot製品を持っている方はSwitcBotアプリのホーム画面に製品が並んでいると思いますので、シーンを設定して連携して動作させることもできます。
困ったこと
- 初期設定のネットワーク接続がうまくいかなかった:私の場合エクスペリアではだめで、iPhoneではすんなり接続できました。何が悪かったかわかりません。後日再設定してみると少し時間はかかりましたがエクスペリアでもできました。スマホも2.5G帯のWi-Fiに設定しておく必要があるようです。設定後はスマホのWi-Fiは5G帯でも大丈夫です。
ルンバe5ののろいと思います。 - 水拭き後の水タンクどうする?問題:水拭き後水を捨てても水滴がのこってしまいます。このままフタをして本体に接続して充電して大丈夫?ちょっと気になる。
- 3日後に清掃レポートの記録が残らず、部屋指定清掃を設定すると「ネットワークエラー」と表示された:エクスペリアでもiPhoneでも同様だったので、本体を再起動(歯車マーク→デバイスの再起動)すると改善した。表示されていなかった日の清掃記録も表示され、部屋指定清掃も設定できました。
- スケジュールの部屋指定清掃は部屋指定清掃タブで保存したものとは違う:部屋指定清掃タブではリビング、キッチン、脱衣室は2回、廊下とピアノ部屋は1回に設定しているのに、スケジュールの部屋指定清掃では1回の清掃になる。スケジュールでは清掃する部屋を選んだり、順番を決めたりはできるが、個別に回数は選択できないようです。クリーニング回数で家全体を2回清掃することはできます。(ちょっと思った動作とちがったので書いておきます)
まとめ
SwitchBotロボット掃除機S1Plusの水拭き、設定についてまとめてみました。白くてスタイリッシュ、マッピング機能も優秀、コの字型に規則正しく清掃、しかも2回目はクロスして清掃、水拭きも可能、自動ゴミ収集ベースがついてこの値段は嬉しいです。今までのルンバe5はランダムな清掃で、どこをそうじしたのかわからず、掃除時間も90分くらいかかっていました。S1Plusは40-45分で同じスペースを掃除してくれ、マップでどこを掃除したかも確認できます。なんといっても水拭きもできるので、とりあえずは週に1回くらい水拭きしてみようと思います。まだ発売されたばかりですので、今後のアップデートで細かい設定もできるようになるかもしれません。今後に期待しましょう。アマゾンプライムデーでは20%オフになっていましたので、今後も20%オフをみつけて購入してみてはいかかでしょうか?断然自動ゴミ収集ベースのついたS1Plusがおすすめです。
ちなみに無料クーポンの消耗品セット(3480円)にはメインブラシ1つ、サイドブラシ2つ、モップ2枚が入っていました。