シャワーも入れるSUZUKENのホルター心電図つけてみた その1

検査

今回のテーマはHolter(ホルター)心電図検査です。急にまじめかっ!今回クリニックで新しいホルター心電図SUZUKEN Cardy 305 picoを導入したので自分で体験してみました。なーんだ、そういうことか・・・。

ホルター心電図とは?

ホルター心電図は24時間心電計とも言われるとおり、心電図を24時間(場合によってはそれ以上)記録する検査です。電極を胸部に貼り付け、本体と接続し1日一緒に過ごしてもらいます。普段どおり過ごしてもらいますが、症状があれば行動表に記録してくださいね。

どんな患者様に検査する?

動悸がする。ドキドキが気になる。脈が抜ける。めまいがする。目の前が暗くなる。ふわっとして倒れた。胸が圧迫される。健康診断で不整脈を指摘された。薬の効果の判定。などでしょうか。

どんな疾患が隠れている?

  • 期外収縮心臓の上の部屋(心房)からでる期外収縮、心臓の下部屋(心室)から出る期外収縮があります。症状がないことも多いです。
  • 頻脈:心拍数が1分間に100回を超えるものを頻脈といいます。正常な波形だと洞性頻脈といいます。不整脈だと心房由来の頻脈、心室由来の頻脈があります。一般的に心室由来の方がやっかいです。
  • 徐脈:心拍数が1分間に50回行かないものを徐脈といいます。正常な波形だと洞性徐脈といいます。規則的に脈を生み出す自分自身のペースメーカー(洞結節)の機能が悪くなったり(洞不全症候群)、心臓の興奮を伝える導線の通りが悪くなると(ブロック)、脈が遅くなったり、抜けたりします。長く抜けると意識を失うこともあります。
  • 心房細動:後述しますが、心房細動という不整脈は頻脈にも徐脈にもなり得ます。
  • 狭心症:狭心症とは心臓自身に血液を送る血管(冠動脈)が細くなり血流不足になる状態です。主に動脈硬化で血管が細くなり、動くと胸部の圧迫感(症状はさまざま)を自覚する労作性狭心症、夜間(夜中から明け方)に起こる心臓の血管のけいれんによる狭心症(冠攣縮性狭心症)がありますが、特に冠攣縮性狭心症の発見と診断に役立ちます。糖尿病患者や高齢者では症状のでないこともあります(無症候性心筋虚血)

心房細動は頻脈にも徐脈にもなる!

心房細動とは文字のごとく心房が細かく動く不整脈です。心房が震えているので心室に不規則な間隔で興奮が伝わります。よって脈の間隔はバラバラになります。生活習慣病+高齢で出やすくなり、最近増えている不整脈です。心房細動は脈が速くなる、遅くなる、頻脈の後に徐脈になる場合があり、症状も様々です。心拍数が落ち着いている場合は症状がないこともあります。

心房細動の治療は?

頻脈に対しては薬剤でコントロールします。徐脈に対してはめまいや意識消失を伴う場合はペースメーカーが必要になります。また、カテーテルアブレーションといって、足の付根の血管から心臓に管を通して治療する方法もあります。カテーテル治療は症状があり日常生活に困っていて、まだ若い起こりたての心房細動(患者様の年齢ではなく)が良い適応です。

心房細動の困ったこと

心房細動で困ったことは大きく3つあります。

  1. 頻脈、徐脈による自覚症状
  2. 心不全
  3. 脳梗塞

1.頻脈ではドキドキと速い動悸を自覚します。徐脈ではめまいを起こしたり、意識消失を起こす場合もあります。親指の下の手首反対側の手の人差し指・中指・薬指で縦に触れると、脈が触れますね。時々自分でも検脈してみましょう。
2.心房の震えが長く続くと心房が拡大してきます。心房が拡大すると、心房と心室の間にある弁の合わさりが悪くなり逆流(閉鎖不全症)を引き起こし、心臓のポンプ不全に至ることがあります。
3.心房が震えていると血液がよどみ、血の塊(血栓)ができることがあります。それがはがれて飛んでいくと脳梗塞を起こすことがあります。予防には血をサラサラにする薬(抗凝固薬)を内服します。心不全、高血圧、高齢、糖尿病、脳梗塞の既往の因子が多い程、脳梗塞リスクが高まります。

 治療方法については主治医と相談してくださいね。

まとめ

ホルター心電図について書こうとしたら前置きが長くなってしまいましたので、その2に引き継ぎます。いよいよ自分に装着です。お楽しみに。

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