カフ式血圧計を内蔵したHuawei Watch D2が2025年2月13日に発売されました。
カフ式血圧計を内蔵したスマートウォッチはめずらしく、さらに日本の管理医療機器認証を取得しており、安心して日々の血圧測定を行うことができます。
さらに日本のプログラム医療機器承認を取得した心電図測定も行えます。スマートフォンの『Huawei Health』アプリからPDF形式でデータをダウンロードすることも可能です。
クラウドファンディングサービス『GREENFUNDING』で先行購入(税込50635円)し、2025年2月7日に届きました。すべてを理解するのはなかなか難しいですが、使用感をちょっとずつ綴っていきます。
Huawei Watch D2の外観
Huawei Watch D2のディスプレイは約1.82インチの有機ELで、小さい文字もくっきり見えます。
バンドの幅は約26.5mmで内側にカフがありますが、それほどごつごつした感じはありません。
色はバンドの素材がフルオロエラストマー(樹脂)のブラックとレザーのゴールドがあります(同じ値段)。
側面には上ボタン(リューズ)と下ボタンがあります。Android、iOSの両方に対応していますが、いまのところAndroidのほうができることが多いようです。
私は白いレザーのバンドのゴールドを選びました。

Huawei Watch D2でできること
カフによる血圧測定を始め、心電図、睡眠、ワークアウト(運動)の記録などができます。心拍数、血中酸素、皮膚温度、ストレスレベルは常に測定してくれます。血圧測定には自動血圧モニタリングという日中、夜間の血圧測定にも対応しており、血圧の日内変動もみることができます(詳細はまた後日に)。これらの健康データを家族などとコミュニティーを作り、共有することも可能です。
スマートフォンとBluetoothでペアリングすると、通知や通話も可能です。天気予報やカレンダーも見ることはできますが、スマートフォンとの連携としてはそれまで使用していたPixel watch2にはかないません。ウォレット機能はあるようですが、日本では対応していないようです。
期待する機能はHuawei Watch D2では①健康管理、②時計、③スマートフォンとの連携、Pixel watchでは①スマートフォンとの連携、②時計、③健康管理という感じでしょうか(個人の感想です)。
下準備①:開封から装着までの準備
箱を開けるとHuawei Watch D2本体、充電器、カフベルト(Mサイズ)、手首周り測定スケール(紙)と簡単な説明書が入っています。
まず適切なカフベルトを選択するために手首周りの測定をします。スケール(紙)を手首にはめて、5-11のメモリであればMサイズベルト、12-20のメモリであればLサイズベルトです。Watchには最初からLサイズベルトがついています。Mサイズの人は交換しましょう。
次にバックル(装着時に締め付ける金具)の調節をします。バックルをスケール(紙)の数字の位置に移動します。バックルは輪が大きくなるタイプで、充電はしにくい(平らに置けない)ですが、装着はしやすいです。Pixel Watchなど通常のバンドでは、穴に通して止めるときに落としてしまうこともありましたので、、、。






下準備②:アプリのダウンロード
『Huawei Health』アプリをダウンロードします。説明書にあるQRコードまたはURLからHuaweiのアプリストアApp Galleryにアクセスし、『Huawei Health』をインストールします。この際にHuaweiのIDを作成します。その後はアプリの指示に従い、Huawei Watch D2とペアリングします。Google play storeには『Huawei Health』はないようですが、AppleのApp storeには『Huawei Health』があるようです。

下準備③:Google Fitとの連携
『Huawei Health』アプリで健康状態の把握はできますが、Google Fitと連携するにはもうひと手間が必要です。Google Play storeから『GoSync』というアプリをダウンロードして両者を連携します。睡眠、バイタル、アクティビティの一部が連携できます。詳しくはHuawei Communityページを参照してください(Heawei Healthアプリ内にもリンクがあります)。

基本操作
- ホーム画面を上から下にスクロールするとコントロールセンター(2回で全部表示)
- 下から上にスクロールすると通知履歴
- 左から右へスクロールするとスマートアシスト(初期状態では天気予報と音楽)
- 右から左にスクロールすると健康状態のカード(複数あり)
- 上ボタン(リューズ)を押すとアプリ一覧
- 下ボタンを押すと初期状態では血圧測定(設定で変更可能)
- 1つ戻るには画面を左から右にスクロール
- ホームにもどるには上ボタン(リューズ)を押す
- 上ボタン(リューズ)と下ボタンを同時に押すとスクリーンショット
※画像はスマートフォンの写真フォルダに保存されます(私のGoogle Pixel 8aではFilesアプリで確認できました)。









おすすめの設定①:Huawei Healthアプリ側
下のデバイスタブ→一番上のHUAWEI WATCH D2からいろいろな設定変更ができます。
- 自分の文字盤:好みの文字盤に設定しましょう。私は健康状態の見やすそうなHealth Guardという文字盤にしてみました。
- 通知:まずは最低限のアプリだけonにしてみました。
- ウォッチ接続保護:スマートフォンと常に接続できるようにバッテリーの最適化を無視する設定にしましょう。ブランドに自分のスマートフォンメーカーが表示されているか確認しましょう(iPhoneではどう表示されるかはわかりません)。
- アラーム、天気予報:必要なら設定しましょう。
- 健康モニタリング:まずは全部有効でよいかもしれません。スタンド、血圧リマインダーがうるさければ無効にしましょう。
- ヘルプ:時間がある時にみてみましょう。
- その他:デバイスの設定:持ち上げて画面起動をonにすると便利です。
下の自分タブにもいくつか設定があります。
- 健康データ:プロフィール:性別、生年月日、身長、体重、緊急情報を入力しましょう。
- その他:設定:通知の管理:まずはすべてonでよいでしょう。
- その他:設定:ワークアウト設定:リマインダーを設定できます。



おすすめの設定②:Huawei Watch D2側
ホーム画面を上端から下に2回スクロールすると設定があります。また、上ボタンを押してアプリ一覧を表示すると、そこにも設定があります。両者は同じで、ここから設定変更ができます。
- 文字盤とホーム:常時表示:onにすると、なにもしていないときに時計表示となります。Offだと真っ暗です。通常は時計として使用したいのでonにしましょう。
- 文字盤とホーム:持ち上げて文字盤を表示:onにすると腕を上げると時計表示から文字盤表示に自動でかわります(便利)。
- 文字盤とホーム:ホーム:アプリ一覧の表示の仕方が選べます。はじめはグリッドよりリストの方が見やすくておすすめです。
- ディスプレイと画面の明るさ:室内では明るさは半分でも十分明るいです。
- サウンドとバイブレーション:音量は好みに設定、バイブは強いでもそれほど強くないので、強いでよいと思います(自分が鈍いのか?)。
- 通知:画面起動、装着時にのみ表示はとりあえずonでよさそう。
- PIN:必要なら設定、私はとりあえず設定なしで使用しています。
まとめ
今回はHuawei Watch D2の概要、初期設定について書きました。次回からはいよいよ血圧、心電図などの健康管理の機能について掘り下げてみようと思います。