北海道のとある内科クリニックの副院長です。日々クリニックでワクチン接種をしていますが、ワクチン供給不足により7月と8月の新規予約は中止。9月から再開予定ですが、今のところ詳細がわからず今後の予定がなかなか立てられない状況です。東京オリンピックもはじまり、毎日テレビで観戦してますが、コロナウイルスの感染も日々増えてきており心配しています。7月27日には東京で2800人超え、7月28日は3000人を超えているようで、7月28日には全国で9000人を超えると今速報が流れてきました。ワクチン接種により高齢者の感染、重症化は減っていますが、若年、中高年の感染が広がり、感染者が増えると重症化も増えてくると予想されます。全世代にワクチンが早く行き渡ることを願っています。今回は自治体の集団接種のお手伝いに行ってきたのでつぶやきます。
イオン会場の集団接種の概要
私の自治体では3ヶ所の集団接種会場がありますが、今回はイオン会場の集団接種に行ってきました。私も集団接種のお手伝いは初めてだったので、どのようにやっているのか、副反応がでたらどうしようかと少し心配しながら会場に向かいました。会場は無印良品の隣の空きスペースで、予診、接種ブースが各2つ、救護ブース(ベッド)が1つありました。経過観察の待機スペースには椅子が15程度用意されていました。接種時間は10時から18時、接種人数は150人程の予定でした。受付や案内のスタッフが10人程度、ワクチンを詰めたり、服薬状況を確認する薬剤師が4人、予診をする医師が2人、ワクチンを接種する看護師が2人で行いました。知り合いの薬剤師が1人いたので安心しました。
集団接種会場での流れ
接種する方はまず受付をします。スタッフが予診票、接種券などを確認し、内服のある方は薬剤師が内服状況を確認します。薬剤師は即時型アレルギーの既往、抗凝固薬(血をサラサラにする)やベータ遮断薬(脈を抑えたり、心不全の治療)の内服状況を確認し、注意点があれば用意された用紙に記載します。
その後予診ブースに案内されます。予診では医師が体調確認、アレルギーや内服の再確認、ワクチンの副反応の説明をします。質問があれば遠慮なくしましょう。
予診が終われば接種ブースに案内されます。看護師がワクチンを接種します。どちらの腕に接種するか相談しましょう。数日は腕の痛みが出ますので、利き腕ではない方に接種するほうが無難でしょう。
接種が終われば、スタッフが待機時間(通常は15分、即時型アレルギーの既往があれば30分)を説明し、待機場所に案内します。待機時間が終了したら、次回の予約(通常は21日後、3週間後の同曜日)をとって帰宅となります。
帰宅後に状態が悪くなった場合は専用のコールセンターがあるので利用しましょう。多くの一時的な副反応は1~2日目がピークで、3日目には改善してくることが多いので、慌てないで対応しましょう。接種後1~2日目はのんびり過ごしましょう。
今回は予診、接種ブースが2ずつあり、接種人数も150人程度でしたので、接種者が行列になることもなく、比較的のんびりとできました。幸いアナフィラキシーなどの重症な副反応もなく、その他大きなトラブルなく終了しました。
会場では状態の悪くなった方の救護ベッドが1つあり、アナフィラキシーが起こったときのためのエピペン(アドレナリン注射)が用意されていました。
まとめ
今回集団接種のお手伝いに行ってきました。思っていたより接種人数が少なかったので余裕をもって対応できました。次回は8月22日の予定です。またがんばります。